グロース株は信じる事が難しい

グロース株ってあてると大きいのですが本当に難しいです。何か月も検証した上で投資しても成功しない事も有ります。成長イメージがきちんと描けないと持てないということを実感しました。


例をあげましょう。私はスクエア(SQ)株をほぼ最安値で売却してしまいました。四半期決算で2回連続ガイダンスが市場予想に届かなかったのが売却した理由です。


売上
EPS
来期業績(次四半期ガイダンス)


この3点セットが良くなければよい決算と言えず、これらが全て市場予想を上回り、アフターマーケットで株価が上にメルトアップするのがよい決算です。少なくとも2回連続ガイダンスが△。決算後アフターマーケットでは猛烈に下がり、47.17ドルというほぼ最安値に近い水準で売ってしまう事となりました。

謎上げはイノベーション

この銘柄には「謎上げ」がありました。前回(2018年2月)の決算時来期ガイダンスがまちまちにもかかわらず、決算直後こそは、まどろっこしい動きではあったもののその後、株価は大幅に上昇しました。米国グロース株投資において「謎上げは買い」という例外ルールが存在します。ただし買う場合は「謎上げ」の理由を掴まないと買えません。あがっている理由が全く分からないのに買うのは大きなリスクだからです。


ところでなぜ「謎上げ」が買いなのでしょうか?意味不明に株価があげるとき、イノベーションがおきている可能性が否定できません。株価には先見性がありますからね。例えばアマゾンは収益の柱がeコマースからクラウドにうつった時に爆上げしました。スクエアにもなにかあるのかな?と思っていたのですが、スクエアの「謎上げの理由」をついに見つけることができなかったため「2四半期連続決算がまちまちだった」という事実をもって売却という決断に至りました。

「日本では非接触型クレジットカードにスクエアの名前が出ない」
「最近スクエアの名前を聞かなくなった」
「ビットコイン決済の仕組みがうまくいっていないらしい」


安値で売却してしまったときは、売るには十分な理由が揃っていたのです。結局その後スクエア株は60ドルを突破し、爆上げとなり全株売却してしまったため、年収2年分以上の利益を取り逃す結果になってしまったのですが、原因を分析してみると、そもそも当初想定していた成長シナリオが間違っていたのです。それゆえガチホできませんでした。

当初シナリオが間違っていた?

当初想定したスクエアの成長シナリオは下記の3つでした。

「カードが強い先進国でスマホを通じたカード決済が広がる」
「2020年までに日本のスモールビジネスで存在感を示す」
「銀行業のライセンスを生かし、ビジネスで抜きん出る」

カードが主流の先進国でのシェア拡大を想定していましたが、現在カード決済の段階を飛び越してスクエアは電子決済アプリでライバルを圧倒しています。顧客管理システムも良いですし、まだ伸びるのではないかと思います。もし当初にきちんとスクエアを

「スモールビジネス向け電子決済、顧客管理を世界に広める会社」

と、想定していれば、アプリのダウンロード状況などを見つつ、ガチホという決断ができたかもしれません。いずれにせよ対象を世界ではなく、先進国、それも身近な日本に当初絞ってしまっていたため、当初の成長ストーリーが微妙に違うのです。

スクエアの真の狙い

スマホカードリーダーがスクエアの売りではなかったのです。だから非接触カードの広がりにも動かなかったのです。同社の狙いは電子決済ですから当然ですよね。このように銘柄をあててもその銘柄を理解し続ける事が出来ない場合、ガチホできない事はあり得ます。今回私は儲ける事が出来ませんでしたが、スクエアを信じつづけたジャック・ドーシー教の信者は大勝利を収めました。ツイキャスを聞いてSQを買い、大成功を収めた方もいらっしゃるので嬉しい限りです。私も謎上げの理由さえつかめていたらなぁと思いました。おめでとうございます。


想定していたストーリーとは違う謎上げになりましたが、スクエアは現在カード決済の段階を飛び越して電子決済アプリでライバルを圧倒している事実からしても今後ますます伸びると思っています。顧客管理システムも良いですし、顧客はいったん管理システムなどのプラットフォームになれたら、決済システムを簡単にかえたりはしません。今後爆発的に儲かっていく可能性があると見ています。

まとめ


(るる@PER研さんのTwitterより引用)


上記のような事が分かっていないとななかか腰の据わったガチホはできません。「株価には先見性」があります。変化を分析し謎上げの理由を把握できれば他の銘柄でも大勝利することができると思います。




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