インカムゲイン商品としてのJ-REIT
普段からインカム商品として僕はJ-REITを選択しています。何故なのか?これは最初どの商品にすべきか大いに迷いました。米国高配当株、高配当ETF、日本高配当株。色々な投資対象があるなか、選んだ末の結論がJ-REITでした。選択した理由は下記の4点です。
・J-REITは不動産債券なのでインフレヘッジできる
・J-REITは賃貸収入のある不動産を持つのと同様の効果を期待できる
・分配金を出すことを目的とした商品である(インカム資産向き)
・税金が米国株に比べて安い(20.315%,米国株は28.2835%)
貴重なインカムゲイン収入
2012年以降、優待株,J-REIT,米国グロース株と3本セットの投資を行うに当たり、J-REITは貴重なインカムゲイン収入となり、日々の収入を下支えしてくれています。より具体的に書くとすると日々の給与所得やボーナスから月額として積み上げられる余剰資金はせいぜい15万円前後。その水準を大幅に引き上げてくれています。
J-REITで得た分配金は、J-REITへ再投資する事により資産は雪だるま式に増えていっています。資産収入増は心に平穏をもたらしてくれます。今はボーナス資金は米国グロース株。REITで得た収益はREITに再投資することにほぼ決まっています。
再投資により雪だるま式に増える収入
そう。再投資する事が重要なのです。複利で雪だるま式にどんどん資産を増やしていくのがもくろみです。税金分(20.315%)は仕方ありませんが、可能な限り再投資することで、将来得られる収入は増えていきます。収入が増えると生活の安定度も増していきます。米国グロース株の大半は配当を出さないですし、収益をそのまま再投資していることが多いので投資効率の面からしたら無配で内部留保や配当に資金をまわさず、投資していくほうが効率は上なのかもしれませんが、投資家からすれば収入増の安心感を得られるという点で、J-REITには無配のグロース株等にはない替えがたい魅力があります。
複利効果を生かせ!
短期投資と違い長期投資最大の強みは「複利効果を生かす」ことにあります。それ故ある程度お金が増えたら儲かった分投資資本を減資してまた初めからやり直す方法は効率が悪いです。投資の本質はデイトレでもスキャルでもそうですが継続して利益をだす能力を磨くことに尽きます。投資の本質は「勝ち逃げ」ではありません。よくデイトレーダーとかで儲かった分だけ出金して続ける人がいますがあれはデイトレーダーだからこそやってもいい手法なのです。儲かった分減資していたのでは複利効果は永久についてきません。継続して再投資することで生み出される複利効果ってとても大きいのです。
貯金を取り崩す恐怖
「貯金を取り崩す」ことに人は「強い抵抗と恐怖」を感じます。減るのは誰だって嫌なのです。だからあまり消費しないのだとおもいます。ですが収入がどんどん増えていって減らなくなれば、大概の人は減らない範囲内で人はお金を使うことが出来るようになります。だからこそ収入増に直結するインカムゲインは非常に重要なのです。インカム資産はとても貴重で給与や年金以外の収入源となり得ます。貯金を取り崩すようだといくらお金があったとしてもあまり楽しくないはずです。投資においてはJ-REITのようなインカム資産は非常に大切だと思います。
安定が生み出す心の平安
実は労働で得た可処分所得から消費に使われる金額はとても多い一方、投資などで得られる資産収入は再投資されることが殆どで、あまり消費されません。お金持ちほど再投資を行う傾向が強いのです。再投資は一見お金を自由に使えませんから無益のようにも思えるのですが、資産収入があれば安心して労働で得た可処分所得を使うことが出来るようになります。全体的に見ても、従業員持ち株会や、投信、つみたて・・・資産収入はそのかなりの部分が再投資されています。無論消費に回る部分もあるかとは思いますが、給与所得が生活費になり、余剰資金は再投資されているケースは非常に多いのです。私もそうですし皆様も生活資金と余剰資金(投資資金)は分けているかと思います。「安定が生み出す心の平安」これが案外侮れません。分配金などの不労所得、定期的な副収入は本当に嬉しいですよ。
もし仮にあなたが、J-REITの真の狙いを知りたいのであればこちらをご覧ください。
コメント
コメント一覧 (2)
J-REITの選定方法等について、詳しい記事を読んでみたいです。
機会ございましたら、宜しくお願いします。
物件を買うのも売るのもスポンサー企業ですから。
スポンサー企業はREITに有利な条件で売買するはずがありません。
また、一部粗悪な物件が組み込まれていることがありますから注意です。
高利回りの下位REITには手出ししない方が良いと考えます。
REIT自体が投資家の為の金融商品ではなく、スポンサー企業の為の都合の良いゴミ箱だからです。