玉石混合のグロース株

なぜあなたはバリュー株をこのむのか?」のエントリーで、バリュー株は購入条件を定量しやすい事を書きました。問題はグロース株です。購入条件の定量化がしにくいためスクリーニングも難しい。バリュー株に対し、グロース株の場合、無配で単なるグロース株を装っただけのポンコツ銘柄も多数散見されますね。

アマゾン(AMZN)やフェイスブック(FB)、エヌビディア(NVDA)、スクエア(SQ)などの優良銘柄を掴めればしめたものですが、ゴミクズやポンコツを掴まされる可能性も圧倒的に高いのです。配当もほぼありませんから、ゴミクズ銘柄を掴まされた時は悲劇です。難しいですね。

優良グロース株選別のコツ

どの成長グロース株を選ぶにはいくつかのコツがあります。今日は私が実際行っている手法を紹介します。


①株価が月足で右肩上がりになっている銘柄をさがす
②分析しながら銘柄群を観察する(数か月~1年)
③同時に株価の謎上げからギャップやイノベーションを探る
④自分で今後の成長ストーリーを描いてみる
⑤納得出来たら投資してみる

アマゾンのケース

今日は多くの人になじみのあるアマゾンのケースをお話ししましょう。アマゾンは2000年ありえない水準まで買われ、しかもずっと赤字でした。得た利益のほぼすべてを再投資にまわして、余剰利益(EPS)をほぼ残しません。売上高はどんどん伸びていくのですが、株価は6ドル以下まで叩き売られたこともあります。株価の謎上げも多くありました。数年前までのアマゾンは株価も200ドル台で普段株価は上げるのに決算になると1割近く下がる爆下げを演じる事も多く、決算が博打になり危険極まりない株とみられていました。

ギャップを探せ!

最初のギャップは「業態」にありました。「ネットで本を販売する会社」しかも送料は無料。アマゾンの出発点でのイメージは「インターネット上の本屋」でしかありませんでした。しかし今はどうでしょうか?アマゾンには日常生活で必要とするほぼすべての品が置いてあり、巨大な百貨店を凌駕する圧倒的品揃えとなっています。「インターネット上の本屋」がいつのまにか巨大なeコマース市場になっていました。


収益源はどうなっているのでしょうか?いつのまにかアマゾンの収益源はeコマースからクラウドビジネス、動画配信、広告など別の分野にうつってきているのです。2年前からアマゾンが完全な上昇モードに入った際には、利益構造の変化が既におこってきており、イノベーションがあったのです。eコマースからクラウドに収益の柱がうつっていました。

このイノベーションに気づく事が出来た人はアマゾンに投資して莫大な利益を得る事が出来たのではないでしょうか?本屋からeコマース市場へ変化するときに投資するのは、ネットバブルの崩壊もあいまって難しかったと思います。しかしながら近年のアマゾンの収益構造変化については気づく人は気づいていました。

分析力を磨け

分析力を磨きましょう。ヨドバシカメラの売れ筋商品は今もカメラなのか?マツキヨやコスモス薬品などのドラッグストアでの主力商品は何か?アマゾンでは今でも本が主力なのか?違うとすれば今の主力は何か?エヌビディアはずっとマニア向けグラボを作る会社なのか?富士フイルムの利益商品は何か?変化の予兆がわかれば大きな投資チャンスとなります。

まとめ

全員が気づけば情報は価値を失います。ギャップやイノベーションにいち早く気づけるよう日々分析していく事が大化けグロース株を掴むためのコツです。ギャップやイノベーションに気づき、その会社の成長ストーリーを他人に説明できるようになったならば、力強いガチホも出来るようになると思います。ですが、腰折れのケースもありますので、撤退条件は厳格に適用してくださいね。みなさまのご武運をいのります。





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